新潟

妙高赤倉温泉エリア

妙高赤倉温泉は日本で屈指の積雪量を誇り、 多種多様な9のスキー場で構成

妙高赤倉の主峰、妙高山は日本百名山のひとつに挙げられ、北信五岳の中ではもっとも高い2454mの標高を誇る。その山麓の妙高赤倉は日本で屈指の積雪量(13メートルの年間平均降雪量)で、大きな規模のスノーリゾートやスキー場が集まっている。
妙高赤倉エリアは、「赤倉観光スノーリゾート」、「赤倉温泉スキー場」、「池の平温泉スキー場」、「妙高杉の原スキー場」などの、近代的な日本スキーリゾートから昔からある典型的な日本のスキー場まで、9のスノーエリアで構成されている。近年では、最高の雪質を楽しむため多くの外国人も訪れ、スキーやスノーボードから、スノーシューズを履いたトレッキングやクロスカントリースキー、スノーモービルまで、ありとあらゆるものを楽しむことができる。
また妙高赤倉温泉エリアは。日本屈指の温泉場としても有名。ゲレンデで時間を過ごした後、温泉に浸かって身体と精神でリラックスすることができる。「妙高温泉」、「赤倉温泉」、「新赤倉温泉」、「杉野沢温泉」、「関温泉」、「池の平温泉」、「燕温泉」など、多くの温泉を訪ねることができる。

7つの温泉地

他にはない独特な場所である妙高市は、図らずも7つの天然温泉の所在地で、そのすべてが独特の色と泉質をしている。「妙高温泉」、「赤倉温泉」、「新赤倉温泉」、「杉野沢温泉」、「関温泉」、「池の平温泉」、「燕温泉」からなるこの一帯には豊かな温泉文化があり、訪れた人々は滞在しながら楽しむことができる。また、これらの温泉はそれぞれ距離が近いので、すべて5分か10分のちょっとしたドライブで行き来することもできる。
これほど変化に富む温泉が集まっているので、訪問客は異なる泉質やお湯の色など、これら7つの主要なスポットのユニークな違いが理解できるようになるだろう。これらの温泉の違いの一番簡単な見分け方は、それぞれのお湯の色や健康面の特質や効能で識別する方法がある。
「赤倉温泉」、「新赤倉温泉」、「杉ノ原温泉」、「妙高温泉」は、すべて透明なお湯が特徴で、カルシウム、マグネシウム、硫酸塩その他のミネラルのおかげで、血流の正常化から切り傷や外傷の癒しのすべてに効能がある。「池の平温泉」は、透明のお湯と黒いお湯の2種類のお風呂があり、黒いお湯のミネラルは、湿疹といった乾燥肌による問題を癒すことで知られている。「燕温泉」のまで登ると、硫酸塩、硫黄、重炭酸塩を豊富に含む白く濁ったお湯があり、高血圧に効果のあることが知られている。最後に「関温泉」は、高濃度の鉄分を含むため、うっすらと赤褐色を帯びた赤いお湯で知られている。
熱烈な温泉好きにとって妙高赤倉エリアは、これほど多くの異なる種類の温泉が都合よく一カ所に集まる珍しい土地であり、ぜひとも訪れるべきスポット。妙高赤倉周辺の景色は、訪れるべきもうひとつの理由。これらの温泉が、新潟の素晴らしい自然の景色のなかに収まっているから。とくに、木々が色づき山々が色とりどりの紅葉で染まる秋や、日が輝きすべてが鮮やかで豊かな緑になる夏などの季節は最高だ。

旅館&食&日本酒

赤倉温泉街には旅館が多い。旅館は昔からある日本の伝統的な宿泊施設。通常は和のシステムを取り入れ、日本旅館とも呼ばれている。「この土地ならではの食材、料理、お酒を味わってもらいたい」と、妙高赤倉温泉では、郷土料理にこだわりをもっている宿も多い。とくに、近くの日本海で獲れる旬の美味しい地魚の刺身は人気が高い。
また赤倉温泉街では、冬に人気の鍋など、日本の料理を出してくれるお店も多いのが特徴。日本酒といえば新潟、妙高高原では地酒にこだわりをもっている。澄んだ水、きれいな空気、酒造りに最適な低温、といったおいしいお酒を作る条件がそろった、ここでしか味わえない地酒を楽しむことができる。

温泉卵&温泉まんじゅう

温泉たまごは、卵黄と白身が固まる温度の違いを利用して作られている。卵はゆでると、58〜80℃で白く固まり始め、80℃以上になると完全に固まる。一方、卵黄は64〜70度で固まるが、70度程度でゆでると卵黄のみが固まり、白は固まらないので温泉卵になる。玉子は、卵黄よりも白が柔らかいのが特徴。温泉リゾートと言えば、温泉まんじゅうは必需品。あずきが入ったやわらかなまんじゅうは、温泉地の名物。異国情緒あふれる温泉街を散策しながら食べると、とっても美味しい。

圧倒的な生産量の高品質米と肥沃な栽培環境により、新潟県は日本でも有数の日本酒の産地。妙高市には、君の井酒造、千代の光酒造、鮎正宗酒造という3つのすばらしい醸造所がある。 この地域の醸造では、主に雪、水、米という要素が組み合わさることで、一体感のある日本酒の製造を可能としている。 醸造所は米を受け取ると、それを元のサイズの数パーセントの大きさになるまで磨き上げることで、最高品質の日本酒を生産している。君の井酒造の場合、特定の米を35%の大きさまで磨いて使用。精米後は、浸漬し、大きな容器で蒸米され、その後、発酵プロセスにおいて麹と丁寧に混ぜ合わされる。日本酒ができ上がると、貯蔵タンクで熟成された後販売用に容器詰される。多くの醸造場は訪問者向けにツアーを行っており、日本酒を製造見学ができ、作り手から直接日本酒を購入することができる。(PHOTO/君の井酒造)

妙高の酒蔵見学

雪と大地が育んだ妙高の味/かんずり、岩の原ワイン

見知らぬ場所を探索する時に最高なのは、地元周辺の特産品を食べて味わうこと。新潟の妙高エリアもその例外ではなく、豊富な山菜や一流の米の他にも、地元産の酒やワインなどといった人気の特産品が溢れている。また、この地域は、冬は豪雪に見舞われるため、多くの食べ物が雪の中に貯蔵され、さらされ、保存され、日本の他のどの地域にも見られない独特の品質や風味を持つようになる。特にこの地域で生産され、この雪の作用の恩恵を受けている最も有名な食品のひとつは、発酵させた唐辛子のペーストの「かんずり」。一般的に約3~6年発酵されるこの人気のペーストは、雪にさらし、麹の酵母菌と柚子の皮を混ぜた、塩漬けの唐辛子から作られる。ピリッとして柑橘系の風味があるものに仕上がり、旨味が詰まっていて、香辛料としてラーメンや焼き鳥などあらゆるものによく合う。
また、妙高市に近い上越市には、日本でも有数の古いワイン生産者であり、125年以上の歴史を持つ岩の原葡萄園がある。葡萄園は「日本のブドウとワインの父」として広く知られる川上善兵衛が創業し、アメリカとヨーロッパのブドウを交配したマスカット・ベーリーAと呼ばれる独特の品種など、独自のワイン向けのブドウを育てた。この葡萄園で生産されるワインは、海と山に挟まれた新潟周辺の環境に合わせて栽培された特殊なブドウから作られている。ここ数年で、地元新潟のブドウ園から生まれたユニークな日本ワインに、世界中のワイン通たちが注目するようになってきている。

アクティビティ

妙高赤倉エリアは、実際はこの地域は年間を通じて訪れるのに理想的な場所。グリーンシーズンには、ジップライン、テニスそしてマウンテンバイクも人気で、妙高周辺には利用できるキャンプ場がたくさんあるので、夏は野外キャンプに絶好の時期。秋にはこの地域で長野から妙高へのマラソン大会が行われるため、夏から秋かけて多くのトレーニングが行われている。
この地域は湿度が低い上に、高度が高いためアスリートはトレーニングによってより多くの赤血球を作り出すことができ、そうすることで今度は高度が低い場所でランニングを行う際のパフォーマンスを向上するのに役立つため、ランニングやトレーニングに理想的な場所だ。この一帯は広大で、数多くのゴルフ場も作られているので、この地域はここ数年ゴルフ愛好者に人気のスポットにもなっている。

【妙高赤倉温泉エリアのスキー場】

赤倉観光スノーリゾート

昭和12年12月12日、日本で最初に国際スキー場として指定を受けた赤倉観光リゾートスキー場は、ホテル第5リフト降り場から4Kmのロングクルージングが楽しめる。コース内には内容充実のフリーライドパークも設置。
https://akr-ski.com

赤倉温泉スキー場

妙高高原温泉郷のなかでも最大規模を誇る赤倉温泉街に隣接。初級から上級まで20の多様なコース展開が魅力。夜は、温泉街で楽しいひと時を過ごすことができる。昔ながらの温泉場の雰囲気をかもし出している。
https://akakura-ski.com

池の平温泉スキー場

白樺に囲まれ、スキーとスノーボーダーのすべてのレベルに対応した斜面が特徴。フリースタイル派が喜ぶスノーパークは人気。麓の施設の「ランドマーク」には、ゆったり入れる温泉があり、ショッピング楽しめる。
https://ikenotaira.info/

妙高杉ノ原

最大滑走距離約8.5㎞、高低差1124mのロングでワイドな妙高杉ノ原は、初心者から上級者まで満足できるフィールド。また晴れた日には志賀高原、野沢温泉、菅平が一望できる絶景パノラマも魅力のひとつ。
https://www.princehotels.co.jp/ski/myoko/winter/

関温泉

パウダージャンキーに人気の関温泉スキー場は、手入れのされていないパウダーのナイトライディングが楽しめる。 妙高エリアで最も雪が多く、5月までゲレンデを開放し、大人気の春のスノーパークを提供している。 山のふもとに温泉街があり、温泉旅行も楽しい。
http://www.sekionsen.com

斑尾高原

斑尾高原には25のコースがあり、日本で最初にフリースタイルワールドカップを開催したスキーリゾート。非圧雪のコースが多く、降雪後は新鮮なパウダーを楽しむことができる。 とくに、ツリランーコースはパウダーの日にオススメ。 ファミリーには、設備の整ったキッズスノーパークがある。
https://www.madarao.jp/ski

タングラムスキーサーカス

タングラムスキーサーカスには、ゲレンデのふもとにホテルがあるリゾートタイプのスキー場。斑尾高原と山を共有して、シャトルパスを利用すれば、両方のスキー場を楽しむことができる。
https://www.tangram.jp/ski/

妙高スキーパーク

妙高スキーパークは、平均斜度が7度なので、初心者や家族にとても人気がある。 センターハウスステーション内には、レストラン、更衣室、レンタルルーム、ショップなどがある。
https://www.myoko-skipark.jp

MYOKO ルンルン

妙高ルンルンは、幅広でなだらかな斜面が特徴で、初心者や家族旅行に最適。 混雑していないゲレンデとリゾートのプライベートな雰囲気は、初めてのスキーヤーとスノーボーダーに安心を提供。 隣接する妙高休暇村の宿泊施設では、さまざまなパッケージが用意されている。
https://www.qkamura.or.jp/myoukou/ski/

赤倉温泉観光協会
〒949-2111
新潟県妙高市大字赤倉585-1
TEL:0255-87-2165
http://www.akakura.gr.jp
E-Mail:info@akakura.gr.jp

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