晴れた日には白馬三山を中心とする山々を望める栂池自然園は、日本でも有数の高層湿原があり、様々な動植物を観察することができる。5月中旬頃には大雪原の雄大な景色、6月中旬頃のミズバショウの大群落、シラネアオイやチングルマ、ニッコウキスゲと言った大群落が見られる。夏場の7月から8月頃には、多種多様な高山植物が咲き乱れる。9月の湿原の草紅葉と、10月初旬の紅葉シーズンは圧巻。そして、ウインタースポーツのシーズンへ。四季を通じその姿を刻々と変化せていく栂池高原は、日本の宝と言えるだろう。
園内一周は約5.5kmで所要時間はおおよそ3時間30分。木道が整備されている。時間があまりない人や体力に自信のない人は、所要時間が1時間~1時間半のみずばしょう湿原やわたすげ湿原を巡るコースもある。