Memory photograph-21/ダニエル・フランク/ TOYOTA BIG AIR /2001年2月/真駒内屋外競技場

2001年、小雪が舞い散る真駒内屋外競技場(札幌市)で開催された2001年TOYOTA BIG AIR。Air & Style 2連覇をひっさげて初優勝を狙ったステファン・ギンプルだったが、初出場の思わぬ伏兵ギオーム・モリセットに優勝をもっていかれてしまった。2000年USオープンハーフパイプ優勝など、パイプのスペシャリストとして高い実績を残してきたギオームでしたが、そのポテンシャルの高さに驚かされた大会でした。

しかし、自分はもっと印象に残ったのは、4位ではありましたが、このダニエル・フランクのロデオ・フリップ!今では、ダブルやトリプルのロデオは当たり前になっていますが、このダニエルのロデオは、あまりにも芸術的でした。

現在の大会では、トリックも急速に進化し、縦回転横回転とも回転数が勝負の分かれ目になっています。しかし、器械体操やサーカスのようになってきていて、あまり美しさを感じないと思うのは、自分だけでしょうか?

この時、山崎勇亀が見せてくれた、バックサイド180も最高にクールでした。「勝つためのトリック」が、「魅せるためのトリック」とどんどんかけ離れていく昨今、オジサンは昨今のトリックの進化についていけません!!

 

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