中井(孝治)くん、北京オリンピックのNHK解説や民放での解説、お疲れ様でした

中井くんのことをよく知らない人もいるかもしれないでの、少し、紹介したいと思います。中井くんは、現在、スノーボードハーフパイプのコーチの村上大輔くんと、2002年のソルトレイク(米国)オリンピックのハーフパイプ競技に出場しました。中井くんは残念ながら5位でしたが、あの疑惑のジャッジが日本中を駆け巡りました。しかし、「中井孝治ここにあり!!」を世界中に強烈にアピールしてくれました。

そして直後に、今はなきハーフパイプの聖地の札幌市内にあった真駒内で、FISワールドカップが開催されました。その時に中井くんが「オリンピックの悔しさの1発」かどうか本人に聞いてみないとわかりませんが、完璧に魅せたのがこのサトゥフリップ1080メランコリーグラブ(横の連続写真)です!

今回の北京オリンピックでは、トリックやパイプ(大きさなど)が大きく進化していましたが、20年近く前にすでにここまでトリックが進化していました。

そして正面の連続写真は、ソルトレイクオリンピックの年の6月に、カナダのウィスラーで撮影した写真です。この写真は雑誌SNOWBOARDER(実業之日本社刊/当時、この雑誌の編集責任者でした)の表紙で使われました。しかも、表紙でシークエンスを採用したのは、スノーボード雑誌ではこれが最初だったと記憶しています。連続写真にするか?、ピークの1枚写真にするか?意見は分かれましたが、結局、自分の意見を貫き通して連続写真にしてもらいました。単なるベーシックエアですが、魅せるところは見せる、さすが中井くんですね。

当時は、カーメイトという会社がやっていた、INFINITYというボードのライダーでした。この時に巻頭特集は、中井くんの代名詞とまで言われた、アッパーデッキの特集でした。タイトルは「俺のアッパーデッキの秘密」。近々、その時の脅威の写真をなんとか探し出して、紹介しようと思います。

ちなみに中井くんは現在、サロモンのライダーとして、フリーライディングの世界で活躍しています。

ソルトレイクオリンピックの後、ソチ(ロシア)オリンピックで、平野歩夢くんが銀メダル、平岡卓くんが銅メダルと、スノーボード業界初のオリンピックメダルを獲得。平昌(韓国)では平野歩夢くんが2大会続けての銀メダルを獲得。そして今回の北京オリンピックでは、ご存知の通り、スノーボード界悲願の表彰台の真ん中に立ちました!

昔は、「スノーボードなんて不良のガキがやる遊び!」なって言われることもありましたが、世の中げんきんなもので、メダルひとつで見方が変わってしまうもんですね。

まあそれはそれとして、宮脇健太郎、中井くん、ダイキ(村上大輔)、カズ(國母和宏)、青野 令(北京のコーチ)くんらの思いを引き継いだ、若き侍ライダーたちのこれからが楽しみです。

※プロフィール写真は、中井くんのオフィシャルぶろぐからお借りしました

関連記事

  1. 「冬の女王」が2,000人にハイトーンボイスを披露 歌手の広…

  2. 宮城・長野・岐阜の7スキー場で小学生以下シーズン券無料、デザ…

  3. 「1日リフト券などが半額に」 長野県と索道事業者協議会が誘客…

  4. Memory photograph-16/国境を越えのバレブ…

  5. Memory photograph-06(思い出のいち枚) …

  6. Memory photograph-04(思い出のいち枚)/…

PAGE TOP