北京パラリンピックスノーボード代表/岡本圭司 2006年夏ニュージーランド、TOYOTA BIG AIR映像(2014年)、NISSAN X-TRAIL JAM(2007年)

今、北京パラリンピックのスノーボード競技に、岡本圭司がチャレンジしていることもあり、「がんばれ!!」の意味を含め、この写真を紹介します。2006年夏、自分は、SNOWBOARDER(実業之日本社刊)という雑誌で、当時まだアマチュアだった圭司の特集ページで、「ここ数年、必ずといっていいほど注目すべきライダーが現れるが、間違いなく岡本圭司もその中のひとり。まだまだメジャーなライダーとは言えないが、この夏ニュージーランドで行なわれたニュージーランドオープンのスロープスタイルで、メイソン・アギーレやダニー・デイビスなど世界のトップがいる中、日本人唯一のファイナリストになり、その潜在能力は計り知れない物があると感じた。これから自分自身でマインド&ライディングを磨いていけば、思いも寄らない魅力を発揮することだろう。ここ数年で、メジャーの世界に仲間入りしてくることは間違いなさそうだ」と書いている。

今気が写真を見て気がついたが、壁に貼られている【CAUTION】の注意書きは、おそらく圭司のために書かれたものに違いない(笑)。その後圭司は、2014年のTOYOTA BIG AIR、NISSAN X-TRAIL JAMと、世界のビッグイベントで活躍し、トップライダーとして歩み始める。が、2015年2月7日、スノーボードの撮影中に崖から滑落し脊髄損傷の大ケガで障害者に。

以前圭司はこんなことを言っていた。「僕は大会が好きなんですよ。スロープスタイル、ビッグエア、レールなどいろんな大会に出ていますが、大会から得られるものってたくさんあるんですよね。頑張って、少しでも人に感動を与えられるようなものを作りたいです」と。

北京パラリンピックの勇姿は、まさしく彼の言葉を具現化しているかのようだ。

「圭司、一発かましてやれ!!」。

 

関連記事

  1. 最新のSnow Resort JapanのE-bookの配信…

  2. Memory photograph-09:2013年3月/A…

  3. 札幌2030オリンピック開催に関する調査

  4. Memory photograph-12:Keir DILL…

  5. Memory photograph-16/国境を越えのバレブ…

  6. Memory photograph-08:2002年/ Sh…

PAGE TOP