1987年8月、真夏の日本を脱出するかのように、冬のニュージーランドの撮影の仕事をなかば強引に決めて、真夏の日本を脱出しました。目的は、マウントクックのセスナスキーと、マウントハット、コロネットピーク、ハリスマウンテンでのヘリスキーの撮影。まず、最初に訪れたのが、ニュージーランド最高峰のマウントクック山にあるタスマン氷河でのセスナスキー。天気は良かったのですが、風が強く3日間待たされました。
タスマン氷河には、セスナの車輪のところにソリがついたスキープレーンでしか降り立つことができません。氷河のコースを1日平均約20km滑り、途中、氷の洞窟などを見学しながら、マウントクック国立公園の大自然を楽しむことができます。氷河コースとあってすべる斜面は緩やかで、ヘリスキーに自信が無い人にピッタリかもしれません。
最初から氷河スキーは期待していませんでしたが、氷河の上を滑走路として離着陸できるスキープレーンを使ったツアーは、なんとなくセレブな気持ちにさせてくれました。
しかし、地球の異常気象でいつまで氷河で滑ることができるのでしょうか?
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