2001年、小雪が舞い散る真駒内屋外競技場(札幌市)で開催された2001年TOYOTA BIG AIR。Air & Style 2連覇をひっさげて初優勝を狙ったステファン・ギンプルだったが、初出場の思わぬ伏兵ギオーム・モリセットに優勝をもっていかれてしまった。2000年USオープンハーフパイプ優勝など、パイプのスペシャリストとして高い実績を残してきたギオームでしたが、そのポテンシャルの高さに驚かされた大会でした。
しかし、自分はもっと印象に残ったのは、4位ではありましたが、このダニエル・フランクのロデオ・フリップ!今では、ダブルやトリプルのロデオは当たり前になっていますが、このダニエルのロデオは、あまりにも芸術的でした。
現在の大会では、トリックも急速に進化し、縦回転横回転とも回転数が勝負の分かれ目になっています。しかし、器械体操やサーカスのようになってきていて、あまり美しさを感じないと思うのは、自分だけでしょうか?
この時、山崎勇亀が見せてくれた、バックサイド180も最高にクールでした。「勝つためのトリック」が、「魅せるためのトリック」とどんどんかけ離れていく昨今、オジサンは昨今のトリックの進化についていけません!!